皆さんこんにちは、ベルです。
梅雨って嫌いではないですが、ちょっと気分が重くなったりしませんか?
髪はまとまらないし、洗濯物も乾かないし、出かけるのも億劫で…。
そんな私とあなたにおすすめしたい!
梅雨のじめじめした空気をスパッと断ち切ってくれる日本酒があります。
今日は、”酸”が主役の、爽快感あふれる日本酒2選をご紹介します。
① モダン山廃が生む、軽やかな酸の魔法
飛良泉「深藍(ふかあい)」
(秋田県・飛良泉本舗)
まずご紹介するのは、秋田の老舗酒蔵「飛良泉本舗」が手がける「深藍(ふかあい)」。
飛良泉の酒造りの特徴は「モダン山廃(やまはい)」による”酸”にあります。
「山廃(やまはい)仕込み」と聞くと、昔ながらのコクがあって重めの味わいを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、
「深藍」はそのイメージを覆すような軽やかで透明感のある味わいが特徴です。
舌にのせると、すっと馴染んで、最後にほのかに「酸」を感じさせます。
口に広がるのは、ほんのり甘みを感じるマスカットやメロンのような香り。
なのに甘ったるくない、食中酒にぴったりのお酒です。
純米大吟醸 飛良泉「深藍(ふかあい)」
(秋田県)蔵元:齋藤 雅昭
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内容量:720ml
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原料米:秋田県産酒造好適米100%使用
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アルコール度数:15%
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味わい:すっきり軽快な喉越し、上品なマスカット香
▼ ペアリングのおすすめはカルパッチョ!
「深藍」は前菜や和食全般のお料理に合うのですが、特にカルパッチョと合わせると相性抜群です!
オリーブオイルとレモンの爽やかさにお酒の「酸」が加わると、味に奥行きが出て、もう箸が止まりません。
気づいたらグラスが空になっていて「あれ、もうない……?」ってなるタイプのお酒です。
冷蔵庫でしっかり冷やしてから飲むのがおすすめです!
② フルーティーでジューシーな酸の小鳥
阿部酒造「金糸雀(かなりあ)」
(新潟県・阿部酒造)
2本目は、新潟の西端・柏崎市にある「阿部酒造」から。
200年以上続く酒蔵ですが、現製造責任者の阿部裕太さんが新しい風を吹き込んでいます。
阿部酒造の酒造りは「米の味をしっかりと出すこと」と「”酸”を意識すること」。
努力と手間隙を惜しまず、造り手として突き抜けた圧倒的なうまさを目指しています。
香りは白ぶどうのようにフルーティーで、口に含むとキュッとした酸が広がります。
個人的な感想ですが、初めて飲んだ時「え、これ日本酒?」と少しびっくりしました。
しっかりお酒なのですが、フルーツジュースのような爽やかさもあります。
日本酒を飲み慣れていない方や、酸っぱいお酒が好きな方にもおすすめしたい一本です。
阿部酒造「金糸雀(かなりあ)」
(新潟県)製造責任者:阿部 裕太
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内容量:720ml
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原料米:新潟県産米使用
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アルコール度数:12%
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味わい:白ぶどうのような香り、クエン酸由来の酸味、軽やかな飲み口
▼ 唐揚げにレモンの代わりに!
「金糸雀」は、唐揚げやフライなどの脂っこい料理にすごく合います。
レモンをぎゅっと絞るかわりに、「金糸雀」をひとくち。
油っぽさをキレイに流してくれて、口の中がリセットされます!
他にも、酸っぱい系のおつまみ、酢の物やピクルスと合わせても相性◎。
これから暑くなる季節、冷蔵庫でしっかり冷やして、激冷えの状態で飲むと爽快です。
梅雨だからこそ“酸”が美味しい
じめじめした梅雨の時期。
空気が重い日って、こってりした味や重めのアルコールは、少ししんどく感じることもありますよね。
そんなときに、酸が効いた日本酒は、気分をキュッと引き締めすっきり整えてくれます。
今年の梅雨は、お気に入りの酸っぱい系おつまみと一緒に、ちょっと新しい味の冒険へ。
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