こんばんは、昨晩はちょっと飲みすぎちゃったシスターです👼🌀
突然ですがみなさんにクイズです!
Q.「純米酒で、日本酒度+5」と書かれた日本酒。
どんな味が予想できるでしょう?
日本酒を選ぼうとした時、ラベルにずらりと並ぶ専門用語たちに戸惑ったことがある方は多いでしょう。
今回は、初心者さんに知ってほしい日本酒の基本ワードを
「種類」「味わい」「作り手」「造り方」「工程」の5つに分けて、
やさしく解説していきます!
読んでいただければ、クイズの答えもきっと分かりますよ♪
答えは最後に😉

【種類】まずはコレ!ラベルでよく見る分類
日本酒は大きく分けて「純米系」と「本醸造系」があります。
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純米酒
→ お米・水・麹のみで造られた日本酒。
お米本来の旨みを感じられます。 -
本醸造酒
→ 醸造用アルコールが少し加えられたお酒。
すっきりした口当たりが特徴。
さらに、精米歩合の違いで以下のように分類されます:
-
吟醸酒(純米吟醸)
→ お米を60%以下まで削って造る。
華やかな香りと軽やかな味わいが特徴です。 -
大吟醸酒(純米大吟醸)
→ 50%以下まで磨いたお米を使用。
繊細で香り高く、ギフトにも人気。
\覚え方/
「純米」=アルコール添加なし、「吟醸」=お米の磨き具合。
【味わい】日本酒度ってなに?甘口?辛口?
日本酒の味わいを表すワードもよく見かけますよね。
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日本酒度(にほんしゅど)
甘口・辛口を数値で表したもの。
0が基準で、マイナスだと甘く、プラスだと辛口に感じられる傾向があります。
(例:−2はやや甘口、+5はかなり辛口) -
酸度
酸味の強さを表す指標。酸度が高いと、キリッとした印象に。 -
甘口/辛口
この言葉はあくまで「感じ方」。あなたの感覚でOKです。
同じ「+3」でも銘柄や温度で印象は変わることも!
\ポイント/
味は数値だけでなく、「香り」や「温度」でも変わります。
最終的には、自分の好みでOK!
【作り手】“杜氏”って誰?日本酒を支える人たち
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蔵元(くらもと)
酒蔵の経営者。企業や家族経営など、形はさまざま。 -
杜氏(とうじ)
酒造りの現場をまとめるプロ。職人集団のリーダー的存在です。 -
蔵人(くらびと)
実際に酒造りに携わる人たち。洗米や麹づくりなど、役割分担で動いています。 -
酒蔵(さかぐら)
お酒を造っている場所そのもの。工場+人、というイメージ。
\ここがステキ/
どの日本酒にも、顔が見えないけど確かに「誰かの手」がある。
そんな背景を感じると、1杯がぐっと豊かになります。
【造り方】「生酛」「山廃」って何が違うの?
日本酒は「酒母(しゅぼ)」と呼ばれる酵母の元をつくるところから始まります。
その酒母の造り方の違いが、味に個性を生むんです。
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速醸酛(そくじょうもと)
現代の主流。乳酸を添加して早く安全に酒母をつくる方法。
すっきり軽快な味わい。 -
生酛(きもと)
昔ながらの自然の乳酸菌から酒母をつくる伝統製法。
手間と時間がかかるが、力強くコクのある味に。 -
山廃(やまはい)
生酛の製法から「山卸し」という工程を省略した製法。
味わいは生酛に近く、香り高く複雑。
\迷ったら/
ラベルに「生酛」「山廃」と書かれていたら、
ちょっと“濃いめで個性的”と思ってOKです!
【工程】聞いたことあるけど知らなかった日本酒の中身
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精米歩合(せいまいぶあい)
お米をどれだけ磨いたかの割合。数字が小さいほど、たくさん削っている。
(例:精米歩合50% → お米を半分まで磨いて使用) -
麹菌(こうじきん)
米のデンプンを糖に変えるカギ。酒づくりの“縁の下の力持ち”です。 -
酒母(しゅぼ)
酵母を元気に育てる「酵母のスタート地点」。
これがないと発酵できません。 -
もろみ
発酵タンクで育てられている、お酒になる途中の“おかゆ状”の液体。 -
火入れ
発酵を止めたり品質を安定させるための加熱処理。
ワインでいう「加熱殺菌」のようなもの。
\ここが面白い/
この細かな工程ごとにかわる味わいこそが、日本酒の奥深さの理由です。
まとめ|むずかしくない。知ればもっと楽しい。
日本酒には専門用語が多く、名前で味わいをイメージしづらい印象もあるでしょう。
しかし、知れば知るほど「なるほど!」が増える、とても面白い世界です。
さて、冒頭クイズの答えはこちら!
A.「お米の旨みがしっかり感じられる、辛口」
知識が入れば、メニューやラベルから日本酒の味わいを
こんな風に想像できるようになります。
ただ、全て書いてあるとおりの味わいに感じるかどうかというと、
そこは一筋縄ではいきません。
そこが、日本酒の奥深く、面白いところ。
まずは1杯、あなたの感覚を大切にしながら気軽に味わってみてくださいね。
シスター👼
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