はじめまして。日本酒を敬愛し、布教したいシスターです。
今月から梅雨前線が活発化。ということで、梅雨特有のわたしたちの肌感覚、
引いては味覚をフルに活かして楽しむ日本酒の飲み方をご案内いたします!
季節が変われば、味も変わる。
日本酒は四季のある日本の風土に深く根ざしたお酒であり、
季節ごとにふさわしいお酒や飲み方があります。
夏酒、ひやおろし(秋あがり)、新酒、春酒...と、
それぞれの酒蔵さんから「季節限定」のお酒を出されているのも、そのため。

日本酒は温度によって味わいや香りが大きく変化するお酒ですが、
私たちの味覚もまた、季節によって大きく変わります。
秋冬にちょうど良いと感じた味わいが夏には「重い」と
感じたことがある方は多いでしょうし、その逆もまた然り。
気温上昇に加え湿度がピークを迎える梅雨は、
汗もかきにくく、体に水分や熱がこもりがち。
このため、濃厚でコクのある日本酒はくどく感じやすく、
さっぱりとした味わいを身体が求めるようになるのです。
温度ごとの呼び名はなんと9種類!
日本酒には冷酒から熱燗まで、なんと9種類もの呼び名が付けられています。

「冷酒〜冷や(常温)」は5℃〜25℃前後、
「燗」は30℃〜55℃前後に分けられます。
5℃ごとの細かな、そして趣深い名付けは、
日本人の繊細な味覚を表していると言えるでしょう。
「冷酒〜冷や(常温)」がおすすめな
といろのお酒
清涼感、爽快感、溌剌とした飲みやすさで
梅雨の夜を輝かせてくれるのが冷酒〜冷や(常温)です。
①No.5 阿部酒造「金糸雀」
ただただ瑞々しく、するりと喉を通り抜けていく爽やかな「金糸雀」。
アルコール度数も12度と低く、重さをほとんど感じません。
1日の疲れをキリッとリセットできるほどキンキンに冷やして飲むのがおすすめです!

②No.8 田辺竹下「黄丹」
冷酒で飲みたいけど、奥行きや香り高さも存分に楽しみたい方には「黄丹」がおすすめ。
王道のおつまみだけでなく、チーズや甘いデザートなどにも寄り添える
キャパシティの広さは、梅雨の夜を静かに、軽快に演出してくれます。

③No.10 森酒造「紅藤」
といろのお酒の中で最も淡麗甘口の「紅藤」。
冷酒として飲めば、スッキリとした飲み口でリフレッシュしながら、
芳醇なコクを味わい続けることができます。
1日の終わりに、ただ、日本酒の旨みをじっくりと味わいたい方に。

「燗」がおすすめな
といろのお酒
雨にぬれて身体が冷えてしまった……
そんな時はぜひ、燗で身体の中からあたためてあげましょう。
①No.3 相良酒造「濡葉」
芯がありながらお水の柔らかさを感じる、桃のような味わいの「濡葉」。
ぬる燗に温めると、その芯がまろやかになる瞬間を楽しめます。
美しいけれど、ストレスも増える梅雨の時季。
緊張していた心の系をホッとたゆませてくれるでしょう。

②No.7 𠮷田酒造「白郡」
ココナッツのような甘みのエキゾチックな包容力が魅力の「白郡」。
柔らかな飲み口からキリッと締まる余韻のギャップとバランスを、
ぜひ燗でお楽しみください。
汗をたくさんかいた日、しょっぱいものが食べたい時のお供におすすめです。

③No.9 藤井酒造「紺青」
熱燗にすることで、その味わいをさらに開花させるのが「紺青」。
しっかりとした骨格から開くバニラのような芳醇な香りは絶品です。
梅雨の夜にしっとりと、そのまま溶けてしまいそうな、
なめらかな時間を与えてくれるでしょう。

「冷酒」VS「燗」あなたはどっち?
今回は季節によって変わる味わいと、温度によるおすすめのお酒をご案内しました。
気圧の影響で心身に変化が出やすい梅雨の季節。
といろのお酒はどんな色のあなたにも寄り添えるよう、
今日のあなたを労り、癒し、楽しませるラインアップをお届けいたします。
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